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作品の魅力にグッと迫る!今月の絵本

虫の世界への興味が高まる絵本

虫の世界への興味が高まる絵本

おすすめの1冊:『セミくんいよいよこんやです』(教育画劇)
作・絵: 工藤ノリコ

◆あらすじ
「ジリリリーン リリリリーン」地中にある部屋のベッドで寝ていたセミくんのもとに、カブトムシのおじさんから電話がかかってきました。「はい、もしもし、ムニャ ムニャ……ええ そうです、いよいよ こんやです」とセミくんが答えると、「ホウ そうかい、いよいよ こんやかい!」と、カブトムシさんは嬉しそうです。そして、カブトムシさんからミツバチくんへ、ミツバチくんからスズムシさんへと、ほかの虫たちに電話連絡網がまわっていきます。どうやら長い間、地中生活をしていたセミくんが、今夜、地上に上がってくるようです。
虫たちは、数日前からセミくんの歓迎会を計画していたので、早速準備にとりかかります。夜になり、セミくんは慣れ親しんだ部屋に別れを告げて、地上へと向かいます。美しく輝く満月が見守る中、セミくんは大きな木の葉に止まりました。しばらくすると、セミくんの茶色の背中がパカっと割れて、中からお月さまと同じ色に光り輝く姿で現れます。「とうとう やったよ、ミーン ミーン!」と、羽を広げて喜ぶセミくん。その後、虫たちによるセミくんを歓迎する華やかな宴が始まります。
絵本を読み終えた後に聞くセミの鳴き声は、セミが地上生活を謳歌している笑い声に聞こえてくることでしょう。

◆読み聞かせのポイント
1ページあたりの文字量が少ないので、2~3歳くらいのお子さまから読み聞かせができます。それぞれの虫たちが、居心地のよい草花の部屋でくつろぐ姿や個性的なしぐさがかわいらしくて、虫たちの暮らしへの想像力が膨らみます。お子さまが絵の世界を自由に味わえるように、ゆっくりと読み進めてあげましょう。虫たちが手にしている電話は、昭和時代を象徴するような黒電話という点も見逃せません。「昔はこういう電話を使っていたんだよ」と、お子さまに教えてあげてくださいね。

◆絵本作家さんの魅力
工藤ノリコさんは、1970年神奈川県生まれ。女子美術短期大学を卒業後、1999年に『コバンツアーかぶしきがいしゃ』(偕成社)で絵本作家としての活動をスタートしています。2012年から手がけている「ノラネコぐんだん」シリーズ(白泉社)は、累計100万部超の大ヒット作品で、現在も続いています。ほかにも、「ピヨピヨシリーズ」(佼成出版社)、「ペンギンきょうだい」シリーズ(ブロンズ新社)、「センシュちゃんとウオットちゃん」シリーズ(小学館)など、数々の人気シリーズ作品を生み出しています。身近にあるものや、あたり前だと思っている事柄を、少し見方を変えることで、とびきり楽しい世界に見せてくれる工藤さん。ころんとした丸いフォルムの愛嬌あるユニークなキャラクターと想像力が膨らむストーリーは、小さなお子さまだけではなく、大人も惹きつけられます。

みどころ
キュートな虫たちのイラストにほっこりしながら読み進めている中で、セミの生態や、地上での短い生活を謳歌している様子を知ることができます。私のお気に入りは、最後のページにある「ミーン ミーン、 うれしいな。 いきているって うれしいな ミーン ミーン ミーン!」というセミくんの言葉で、生きることの尊さやすばらしさや、他の生きものへの感謝の気持ちを感じました。近所の公園や木々でセミを見かけると、「楽しんでね!」とエールを送りたくなるほどです。
表紙はベッドで、『せみのぼうけん』という本を読んでいるセミくんです。地上に出てからの生活を楽しみに待つ様子が伝わってきます。そして、背表紙では、夏空の中で青々とした葉の繁る大きな木に止まり、地上生活を楽しんでいるセミくんが描かれています。よく見ると、近くにかわいらしいセミさんが止まっています。「おめでとう セミくん、まってたよ。さあ こんやは パーティーだ!」と、セミくんの門出を応援している虫たちのうれしそうな表情にもご注目ください。虫が好きなお子さまはもちろん、虫がちょっと苦手なお子さまやママにもおすすめしたい1冊です。

絵本の選定者:子育て絵本アドバイザー/絵本セラピスト 前田ちひろさん

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